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化粧品の成分表示の読み方 【基礎知識編】メインイメージ
スキンケア 2019.03.13

化粧品の成分表示の読み方 【基礎知識編】

化粧品を成分表示から調べるときに、基本となる知識をまとめました。化粧品と薬用化粧品の成分表示、主な成分、注目したいポイントを詰め込んでいます。この記事を片手にコスメの成分をチェックしてみると、新たな一面を発見できるかも!
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  1. 成分表示の基本ルール
  2. 主な化粧品成分
  3. もっと知りたいときの注目ポイント2つ

「自分の肌にぴったりの化粧品はどれ?」
「どの成分が一番よい?」
...そんな風に思ったことはありませんか。

化粧品は日々新しい成分が開発されており、すべてを把握するのは難しいのが現状です。
そんな中でも、よく配合される成分はある程度決まっており、そのポイントを知るだけで、コスメの成分をグッと身近に感じることができます。

コスメの成分を調べるときの、必見ポイントをご説明します。

成分表示の基本ルール

化粧品は配合量の多い順に「全成分表示」

パッケージに「"医薬部外品"の記載がない」コスメは「化粧品」扱いとなります。
化粧品は配合している全ての成分を配合量順に表示する義務があり、一部の例外をのぞき、通常は多く含まれている順に掲載されています。

【例外】
・1%以下は順不同
・キャリーオーバー成分は表示しなくてよい
・香料成分はまとめて「香料」としてよい
・着色剤はすべての成分の後にまとめて記載してよい

薬用化粧品は「全成分表示の対象外」

薬用化粧品とは、化粧品のパッケージに「医薬部外品」の記載があるもの。医薬部外品は全成分表示が義務ではないため、有効成分以外の表示がない場合もあります。

具体的には、下記のルールが定められています。

  • 「医薬部外品」の表示をする
  • 有効成分を「有効成分:○○」と表示
  • 有効成分以外を表示するかどうかと、表示順は自由
  • 内容量の表示は必要
  • 旧表示指定成分は、キャリーオーバー成分であっても表示が必要

また、同じ成分であっても薬用化粧品と化粧品では、一部成分の表示名称が異なります。

関連記事:
薬用"のほうが効く!? 今さら聞けない「化粧品」と「薬用化粧品」の違い

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主な化粧品成分

水溶性成分

水溶性成分は、保湿、引き締め、防腐、成分を溶かし込む溶剤としてなど、様々な効能や役割があります。抗菌効果のある成分は、防腐剤を減らしたいときに使用することができます。


  • うるおいを与えますが、蒸発しやすいので保湿剤が必要。他の成分を溶かす基材としても。
  • エタノール
    アルコールのこと。すっきりした使用感で、抗菌作用があります。引き締め効果もあるため、収れん化粧水にも配合。
  • グリセリン
    高い保湿性があり、しっとりした使用感。
  • BG
    保湿作用がありながらも、べたつかず、防腐効果もあります。
  • DPG
    べたつかず、さらっとした使用感。のびがよくて、防腐効果も持ち合わせます。
  • ペンチレングリコール
    さっぱりした保湿剤であり、防腐効果があります。
  • PEG類(PEG‐○○など)
    保湿効果と、とろみをつける効果があります。後に続く数字が大きいほど、とろみ感はアップします。
  • ヒアルロン酸類(ヒアルロン酸Na・アセチルヒアルロン酸Naなど)
    少量でもしっとりして、感触もとろみのある感触に変化。
  • コラーゲン類(水溶性コラーゲン・加水分解コラーゲンなど)
    保湿効果と保護膜を作る作用があります。
  • PCA‐Na
    高い保湿効果があり、人の肌にも存在している保湿成分です。

油性成分

油性成分は、水分の蒸発を防いで、肌のバリアを強化。肌をやわらかくするはたらきもあります。
メークアイテムでは化粧ノリを高め、ヘアケアではセット力を高めたり、ツヤ感を引き出したりします。

  • 炭化水素(ミネラルオイル・ワセリン・スクワラン・パラフィン)
    保湿作用と、水分の蒸発を防ぐ効果が高いです。
  • 高級脂肪酸(ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸など)
    主に石けんの原料として配合されるケースが多いです。「高級」とついているのは"高価"という意味ではなく、成分中の炭素の数が多いことを指します。
  • 高級アルコール(ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、セタノール)
    乳液やクリームの硬さを調整する目的でよく添加されます。
  • 油脂(オリーブ果実油・ツバキ油・マカデミアナッツ油、ヤシ油、ココナツ油、シア脂、馬油)
    皮脂に近いため肌なじみがよく、保湿力が高い成分です。
  • ロウ(ワックス)(キャンデリラロウ・ミツロウ・ホホバ種子油・ラノリン)
    ツヤや光沢を出したり、硬さを調整したりするはたらきがあります。
  • エステル油(エチルヘキサン酸セチル、トリエチルヘキサノイン)
    保湿効果があり、天然原料の代わりに作られた成分も多くあります。
  • シリコーン(ジメチコン・アモジメチコン)
    水や油をはじいて、膜をつくるはたらきがあります。ハンドクリームやヘアケアにも配合。

その他の成分

品質を調整して、安定して保つための成分も必ず配合されています。

  • pH調整剤(クエン酸[酸性]、水酸化Na[アルカリ性])
    皮膚への刺激を減らすなどの目的で加えられ、酸性・アルカリ性のバランスを整えます。
  • 増粘剤(カルボマー類(カルボマー、もしくはカルボマー○○)、キサンタンガム)
    とろみや粘度を出して、使用感を調整します。
  • 酸化防止剤(BHT、トコフェロール)
    酸化による変質を防ぎます。
  • 防腐剤(パラベン類[○○パラベンなど]、フェノキシエタノール、安息香酸Na)
    微生物から守って腐らせず、安定した品質を保ちます。
  • キレート剤(EDTA塩類、クエン酸)
    化粧品に微量に含まれることがある金属イオンと反応しないようにして、安定した品質を維持します。
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もっと知りたいときの注目ポイント2つ

配合量を推測するには、1%の境目を見極めて

コスメの成分表示を読むときに、気になってくるのが"成分ごとの配合量"。
例えば、一番頭に表示された成分が大部分を占め、他の成分は微量である可能性もあります。実際にどれだけの量が含まれるか予測するためには「1%以下は順不同で表示」というルールを前提に確認するのがポイントです。化粧品には、例外もありますが一般的には「1%以上配合されない成分」があり、これら以下に表示されている成分は1%以下の量と考えられます。

【基本的に1%以上は配合されない成分】
・植物エキス(○○エキスなど、植物名にエキスがついているもの)
・ヒアルロン酸Na、コラーゲン類、セラミド類(成分名の一部にその名前が含まれることが多い)
・防腐剤、増粘剤、酸化防止剤、キレート剤など

特に、植物エキスなど、イメージのよい成分は上位に表示されることが多いです。ただし、商品によってはアイウエオ順や配合順の場合もあるため、あくまで目安としてご活用ください。

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赤みやかゆみが出たときに、注目したい成分

化粧品には安全性が確認された成分が配合されていますが、化粧品がしみたり、赤みやかゆみが起きやすい方は、下記の成分に注目するとよいかもしれません。

  • エタノール
    アルコールにアレルギーがある方や、肌が敏感なときには、肌荒れや乾燥が起こる可能性があります。
  • 精油などの天然成分(ラベンダー油・イランイラン花油・オレンジ果皮油など)
    天然の成分は、人によってはかゆみや赤みを伴うことがあります。実は、合成成分の方が余分な不純物を取り除きやすいため、肌に低刺激な場合もあります。
  • 旧表示指定成分
    まれにアレルギーなど、肌の不調を起こす可能性があるとして指定されている成分です。 化粧品は多くの人が安心して使えるように開発されているため、過度な心配は不要ですが、肌に異変が起きたときは成分を確認するとよいかもしれません。

また、配合される成分の種類が多いほど、肌に合わない成分を特定することが難しくなります。もしも肌の不調を感じたときは、皮膚科でパッチテストをすると、その原因を特定できる可能性がありますよ。

旧表示指定成分の詳細をチェック!:
化粧品がお肌に合わないあなたに!成分表示の全知識


基礎編では、成分表示のルールや、よく配合される成分をお伝えしました。
実際には、成分表示だけでは推測できないことも多いため、あくまで目安のひとつとして参考にすることをオススメします。特に、成分ごとの正確な配合量や、成分中の余分な不純物をどれだけ取り除いているかは、成分表示だけでは分からないポイントです。

化粧品は成分だけでなく、使用感や使いやすさ、コンセプトやメーカーへの信頼感など、多くの魅力から成り立っているもの。成分を含めたトータルの視点から、あなたにとっての"ベストコスメ"を探し出してみましょう。

【監修】DHC美容相談室
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更新日/2019.03.13
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