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- 洗顔料の種類・選び方
- 洗顔の基本
- 洗顔についてQ&A
あなたは1日何回、どんな方法で顔を洗っていますか?
肌から分泌された皮脂を長時間放置すると、肌トラブルになることも。洗顔は、1日2回、肌の状態に合わせて行いましょう。そのために、洗顔方法や洗顔料の種類は、肌タイプに合わせて選ぶことがポイントです。
自分に合った洗顔ができているか、チェックしてみましょう!
洗顔料の種類・選び方
洗顔料ってどんなもの?
洗顔料は水洗いでは落ちにくい、皮脂や汗を洗うためのもの。洗顔料には、水などの水溶性の成分や、界面活性剤・油分などが加えられています。界面活性剤は、油性の汚れを水で洗うために欠かせない成分です。界面活性剤の種類や、保湿剤や油分を加えているかによって、洗い上がりは変化します。
洗顔料の種類
- 石けん
洗浄力は中~強。オイル・保湿剤などの配合によって、様々なタイプが作られています。 - クリーム・ペースト状(洗顔フォーム)
洗浄力は弱~強。使用感と泡立ちがよいタイプです。アルカリ性~弱酸性まで、色々なタイプが作られており、一般的にアルカリ性の方が洗浄力が強くなります。 - 液状またはジェル
洗浄力は弱~強。こちらも、アルカリ性~弱酸性まで、様々な種類があります。 - 泡
洗浄力は弱~中で、容器から出るときに泡になっています。泡立てが不要なため、素早く使うことができます。 - 粒状や粉末
洗浄力は中~強。水を加えていないため、水に溶かすとパワーが落ちる酵素などを配合したタイプもあります。
上記の他にも、スクラブや角質をケアするためのピーリング剤を加えた洗顔料は、洗浄力が高いものになります。
肌質に合わせるのがポイント!洗顔料を選ぶコツ

洗顔料の種類を知ったら、自分の肌質に合うものを選んでみましょう。
- 普通肌
特に肌トラブルのないバランス良好な普通肌は、自分の好きな洗顔料を選びましょう。 - 脂性肌
テカリやベタつきの多い脂性肌は、皮脂をしっかりと洗ってさっぱりとするタイプがおすすめです。 - 乾燥肌
皮脂もうるおいも不足しているため、それらを適度に守ってやさしく洗うタイプが向いています。また、保湿成分が配合されているものもおすすめです。 - 混合肌
乾燥と脂っぽさの両方が気になる方は、比較的やさしく洗えるタイプを選択。そして、オイリーな部分はしっかり洗いつつ、乾燥した部分は皮脂とうるおいを残して、肌のバランスをとることがポイントです。 - 敏感肌
肌荒れやピリつくことが多いなら、バリア機能が低下した肌でも荒れにくい、敏感肌用や低刺激の洗顔料がおすすめです。
いずれの場合も、使った後に皮脂のベタつきが残りすぎていないか、強くつっぱるなど乾燥していないか、肌の状態をチェックすることが大切です。
また、乾燥肌や敏感肌の方は肌のバリア力が低下しているため、スクラブやAHA(アルファヒドロキシ酸)など角質をケアするピーリング剤が入ったものを、毎日使用することは避けましょう。
自分の肌タイプを知りたい方はこちら:
スキンケアの前に、まずは自分の肌を知ろう!4つの肌タイプとケア方法
洗顔料の成分を読む3つのポイント
化粧品は、医薬部外品を除いて全成分が表示がされています。医薬部外品の記載がなければ、洗顔料の成分をチェックしてみましょう。
まず、洗顔料の成分表示の上位には、水・グリセリン・BG・ステアリン酸・ミリスチン酸などが表示されることが多いです。成分表示の上位に「グリセリン」が入っていればしっとり保湿するタイプ、「BG」が入っているなら比較的さっぱりするタイプです。
次に、界面活性剤を確認しましょう。「ステアリン酸・ミリスチン酸・ラウリン酸」などが上位に記載されている場合、石けんの原料として配合されることが多く、しっかりと洗えるタイプの可能性が高いです。
一方、成分名の一部に「グルタミン酸・アスパラギン酸・アラニン・タウリン・グリシン」などを含むアミノ酸系の洗浄成分が配合されていると、マイルドでしっとりとした洗い上がりです。界面活性剤は数種類を混ぜて配合するパターンもあり、成分表示の方法にも例外はありますが、洗浄力の目安にすることができます。
加えて、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されていると、さらにやさしく洗ってしっとりした肌に。
3つのポイントをチェックして、洗顔料選びに役立ててくださいね。
成分表示のルールを詳しく知りたいときに:
化粧品がお肌に合わないあなたに!成分表示の全知識
洗顔の基本
洗顔の方法
まず、ウォータープルーフタイプの化粧品や油分の多いメークをしているなら、クレンジングをしてから洗顔をしましょう。
洗顔料を手にとったら、手のひらでくぼみを作って、空気を混ぜるように少しずつ水を入れてかき混ぜましょう。泡立てネットを使うのもおすすめです。皮脂の多いTゾーンから洗い、乾燥しがちな部分は最後に。泡で洗うようにして、こすって肌を摩擦しないことがポイントです。
洗い流したあとは、すぐに保湿をして乾燥しないようにしましょう。
泡立ちは、肌を摩擦から守りながら、洗浄するために必要なもの。しっかり泡立てをして、肌をやさしく洗いましょう。
朝の洗顔って必要?
朝も洗顔は必要です。
皮脂は長時間たつと、肌の上で酸素と結びつき、肌に刺激を与える物質に変化してしまいます。
水やぬるま湯だけだと、夜に分泌された皮脂や角質が残ってしまう可能性があるため、洗顔料を使って洗いましょう。
朝に使用する洗顔料は、やさしく洗い上げて、保湿成分でうるおいを保てるものがおすすめです。さらに、泡で出てくるタイプは泡立てが不要なため、忙しい朝でもすぐ洗うことができますよ。

洗顔についてQ&A
熱いお湯や、水で洗顔してもよい?
少し冷たい程度のぬるま湯、32~34℃で洗顔することがおすすめです。
入浴時に使うような熱いお湯だと、肌に必要な皮脂やうるおい成分を洗い流しすぎてしまい、逆に水だとほこりや汗を取りますが、皮脂が残りがちとなります。
特に、ついやりがちな熱いお湯での洗顔は、乾燥してしまう原因となるため要注意です。
洗顔後につっぱるのはなぜ?
洗顔後のつっぱりは、急速に肌の乾燥が進むためといわれています。
つっぱりが少し起こっても、その後に保湿ケアをすれば大丈夫。ただし、肌トラブルや強いつっぱり・赤みがある場合は、やさしく洗えるタイプの洗顔料に変えましょう。
洗顔料が残らないようにしっかりすすぎ、すぐに保湿をすることが大切です。
気になる毛穴の詰まり、どう洗う?
Tゾーンの角栓の詰まりが気になる場合、洗顔前にホットタオルなどで肌を温め、毛穴を開かせましょう。そして、泡をしっかりたてて、もみ出すようにやさしく洗います。毛穴を強く洗うことは肌への刺激となり、色素沈着などの原因となります。
また、毛穴に詰まった角栓を無理に押し出すと、さらに毛穴が広がってしまいます。一度開いた毛穴は元に戻すのが難しい場合もあるため、無理に押し出すことは避けましょう。
特に、自分で取るのが難しい詰まりは専門店での毛穴ケアがおすすめです。皮膚科やエステでは、毛穴を温めて開き、専用の機械で角栓を吸い出してから、毛穴を引き締める施術などが行われています。そのため、毛穴を無理に広げずに詰まりを吸引することが可能です。
毎日欠かせないスキンケアである洗顔。自分の肌に合った洗顔を1日2回程度行って、肌のコンディションを整えましょう。
肌タイプに応じた洗顔料を選んで、皮脂の多い場所から、やさしく泡を転がすように。ぬるま湯で洗うことで洗浄力は高まりますが、熱いお湯は使わないことがポイントです。
自分の肌にピッタリ合った洗顔で、トラブル知らずの元気な肌を作りましょう!
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