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【医師が教える】医薬品の服用中もサプリメントは有用?メインイメージ
ヘルスケア 2019.04.16

【医師が教える】医薬品の服用中もサプリメントは有用?

医薬品の服用中は、その作用によって、体内の機能性成分が不足することがあります。具体的な医薬品名と、失われやすい栄養素を、DHC研究顧問の蒲原医師がご紹介します。
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  1. サプリメントの併用がよい理由
  2. 栄養素の吸収などを阻害する医薬品とは?

病気の治療のために処方される医薬品の中には、体内の栄養素を減少させたり、栄養素の吸収を阻害する作用が報告されているものがあります。

特に失われやすいのは、ビタミンやミネラル、エネルギー産生に関わるコエンザイムQ10など体にとって不可欠な栄養素。そのような医薬品を継続して服用する場合には、サプリメントで栄養素を補うことが必須です。

サプリメントの併用がよい理由

医薬品とサプリメントの併用については、「医薬品の効果に影響する」などのネガティブな情報が多いと思います。

しかし、実際に併用によって生じる問題はまれであり、ごく一部のハーブなどに限られます。むしろ、生活習慣病などの治療を目的として特定の医薬品を長期間服用していると、機能性成分が失われてしまうため、サプリメントの併用がおすすめです。

栄養素の吸収などを阻害する医薬品とは?

具体例をご紹介しましょう。

プロトンポンプ阻害薬(ランソプラゾール、ラベプラゾール、オメプラゾールなど)は、胃酸の分泌を抑えて、胃潰瘍や逆流性食道炎の症状を改善するために処方されます。
しかし、胃酸の分泌量が減ることで栄養素がうまく吸収されなくなり、ビタミンB12やビタミンC、鉄やカルシウム、亜鉛など、様々な栄養素が不足しがちになります。

また、高血圧や心不全治療のために処方される利尿剤は、ビタミンB群やビタミンK、カルシウム、亜鉛などを、尿と一緒に体外に排出してしまいます。

スタチン剤(ロスバスタチン、アトルバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチンなど)は、脂質異常症の治療に使われる医薬品です。
コレステロールの合成に関わる酵素のはたらきを阻害することで、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値を低下させます。
しかし、コレステロールとコエンザイムQ10は途中まで同じ経路で合成されるため、スタチン剤を服用すると、コエンザイムQ10の合成も阻害され、体内で不足してしまうのです。

服用によって不足が懸念される成分一覧

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これらの医薬品を服用している場合は、健康維持のため、適切なサプリメントを摂り、栄養素を補いましょう。
その際、必ず事前にかかりつけの医師に相談し、サプリメントは目安量を守ってご利用ください。

更新日/2019.04.16

PROFILEPROFILE

蒲原聖可のサムネイル
監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2019.04.16

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