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一生使える!正しいブラッシング法で虫歯・歯周病を予防メインイメージ
ヘルスケア 2018.08.07

一生使える!正しいブラッシング法で虫歯・歯周病を予防

もし、虫歯や歯周病で歯を失ってしまったら...。好きなものも満足に食べられなくなるだけでなく、歯周病は動脈硬化などの怖い病気に繋がる可能性も。そんな大切な歯を一生守る正しいブラッシング方法を内科・皮膚科医・馬渕知子先生にレクチャーしていただきました。
一生使える!正しいブラッシング法で虫歯・歯周病を予防メインイメージ
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  1. ブラッシングはどうして大切なのでしょう?
  2. 知っていますか?歯ブラシの正しい持ち方
  3. 歯に差がつく!正しい磨き方
  4. 表側の歯の磨き方
  5. 前歯の裏側の磨き方
  6. 奥歯の磨き方
  7. 奥歯の裏側の磨き方
  8. 根元の磨き方
  9. 歯と歯の間の磨き方
  10. かため?やわらかめ?正しい歯ブラシの選び方
  11. いつやるべき?歯磨きのタイミング
  12. 正しいブラッシング方法を身につけて一生キレイな歯で過ごす

私たちは、しっかり栄養を摂ることで健康な体を維持することができます。しかし、カラダがどんなに丈夫であっても、歯がなければご飯をおいしいと感じられず、満足感を十分に得ることはできません。

そんな中で、1989年から始まったのが「8020運動」。80歳で20本の歯を残そうという運動です。20本の歯があれば、食生活にほぼ満足する生活が送れるばかりか、健康面でも役立つと考えられているからです。

その成果があがったのか、若者たちの虫歯人口は減少傾向にありますが、残念ながら45歳以上では80%近くの方が歯に何らかの問題を持っているというデータもあります。私たちは、どんどんと長生きになっていますから、それに合わせて、しっかり虫歯や歯周病ケアもしていくことが重要です。今日の歯磨きの時間から、早速実践してみてください。

ブラッシングはどうして大切なのでしょう?

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患。現在、20歳代で約7割、30~50歳代は約8割、60歳代は約9割の方が歯周病をもっているとされる生活習慣病のひとつなのです。

私たちの口腔内には、約300~500種類の菌が住んでいると考えられ、歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し、歯周病へと進行していきます。

最初は、痛みもなく、歯肉の部分が赤くなったり腫れたりする程度ですが、放っておけば、歯を支える土台が溶けて歯がグラグラし始め、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまう、とても恐いものです。

実はこの歯周病、口腔内のトラブルだけではなく全身の健康にも影響を及ぼします。 歯周病が長期間慢性化すると、病原性をもった細菌が血液中に入ったり、食べ物と一緒に飲み込まれて、口から離れた心臓や肺など全身の臓器に行き着くことで、そこに動脈硬化や肺炎などの病気を起こす可能性が高くなることが分かっています。

そんな状態を回避する最善策が、適度に行う正しいブラッシング習慣です。

関連記事: 専門医が教える!歯周病・動脈硬化・肺炎の予防にはデンタルケアが有効ってホント?

知っていますか?歯ブラシの正しい持ち方

虫歯はミュータンス菌などの細菌が歯の表面に張り付き、酸を産生して歯を溶かすことから始まります。このミュースタンス菌を取り除き、さらに歯と歯肉の間に忍び込んでいる歯周病菌を排除するためにはブラッシングが不可欠です。

ただし、ブラッシング方法を間違えていると、きれいにお掃除できないばかりか、歯肉のダメージから逆に歯肉炎を起こしたり、歯肉の後退を早める可能性もあるので要注意。その場所に合わせた歯ブラシの持ち方や力の入れ方が大切になります。

歯に差がつく!正しい磨き方

いつもの自分のブラッシングを思い起してみると、意外に適当に行っている方が多いのではないでしょうか?

このように、その時の気分で適当に磨いてしまうと均等にブラッシングできていないばかりか、磨き残しの原因になってしまうので注意が必要。自分なりの「磨き方ルール」を決めて、1本1本、まんべんなく磨く習慣を持つことが大切です。

表側の歯の磨き方

まずは、1本1本、歯ブラシを小刻みに動かしながら磨いていきます。歯と歯茎の境目は、やや斜めに角度を保ちながら歯ブラシをあて、歯肉も一緒にマッサージするように磨きましょう。最後に全体的に歯の表側の汚れを落とします。

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前歯の裏側の磨き方

歯の裏側は磨き残しの多い場所。歯ブラシの持ち方を工夫するのがポイントです。歯に対して歯ブラシが縦になるように磨くと汚れが落ちやすくなります。歯から汚れを掻き出すイメージで磨いていくと良いでしょう。

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奥歯の磨き方

奥歯は歯ブラシが届きにくく、菌や歯垢が残りやすい場所。虫歯にも歯周病にも注意が必要です。自分に合ったサイズの歯ブラシを選び、1本1本を意識しながら小刻みに磨くことが大切です。特に一番奥の歯は丁寧に磨きましょう。

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奥歯の裏側の磨き方

裏側を磨くときは歯ブラシの角度を工夫。特に磨きにくい奥歯の裏側は、歯ブラシを約45度くらい傾けて磨くと磨き残しが少ないと言われています。

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根元の磨き方

歯の根元のケアは歯周病対策にも重要。歯と歯茎の間の菌を掻き出すように5㎜程度の間隔で歯ブラシを動かしていきます。歯ブラシの毛先を届かせるようなイメージを持つと良いでしょう。角度はやはり約45度をキープしてください。

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歯と歯の間の磨き方

歯と歯の間は、歯同士が接触していることもあり食べ物のカスが残りやすい場所。歯ブラシで歯と歯の間から汚れを掻き出すように磨くことに加え、デンタルフロスや歯間ブラシも併用すると良いでしょう。

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かため?やわらかめ?正しい歯ブラシの選び方

歯ブラシを選ぶときの悩みのひとつは、「ブラシのかたさ」ではないでしょうか。基本は「ふつう」。しかし好みもあるので、自分が磨きやすく、しっかり磨けたと感じるものが良いです。

しかし「かため」は歯茎にダメージを与えてしまう可能性もあるので注意が必要。特に、歯茎が痛んでいる場合や治療中の歯がある場合は、「やわらかめ」を選ぶとよいでしょう。悩んだら、歯医者さんに相談してみましょう。

いつやるべき?歯磨きのタイミング

基本は「毎食後すぐに」です。飲食後から、細菌は糖分を使って酸をつくり、虫歯の原因を生み出しています。

この状態は、歯からカルシウムやリンなどミネラルが溶け出しやすくなっており、エナメル質がもろくなってしまいます。食事やおやつ、糖分を含む食べ物を食べたらすぐに歯磨きの習慣をつけてください。

正しいブラッシング方法を身につけて一生キレイな歯で過ごす

歯は一生、使うものです。若い頃から正しいブラッシング方法を身に着けて、歯磨き習慣をつけることが、健康で綺麗な歯を維持するために不可欠です。

早めに正しい歯磨き習慣をつけてしまうことがベストなので、お子様へのブラッシング指導を家族全員で実践されると良いでしょう。

自分の歯の状態に見合った歯ブラシを選んで、正しいブラッシングを今日から始めてみてください。

更新日/2018.08.07

PROFILEPROFILE

馬渕知子のサムネイル
監修/マブチメディカルクリニック医院長馬渕知子
マブチメディカルクリニック医院長。内科医、皮膚科医。東京栄養食糧専門学校副校長。
東京医科大学医学部卒業。東京医科大学病院に勤務後、マブチメディカル クリニックを開院。内科学・皮膚科学専門だが、あらゆる科との提携を結び、多面的に人間の体を総合的にサポートする医療を推進している。親しみやすい人柄 でTV、雑誌など数多くのメディアで活躍中。
更新日/2018.08.07

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