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- ひとごとではすまされない!!増加する認知症患者
- 認知症は動脈硬化が関係していることも!?
- ビタミンの仲間の葉酸が、認知症にも効く!
- 日本人は、葉酸不足になりやすいって本当!?
- 葉酸は食事よりもサプリメントのほうが吸収に優れている!
ひとごとではすまされない!! 増加する認知症患者
ひどい物忘れや、同じ話を繰り返すなどの症状が続いたらそれは、認知症かもしれません。現在、日本の65歳以上の高齢者の認知症有病率は8~10%と推定され、年々増え続けています(※1)。若いうちは関係ない、うちの親はまだ大丈夫と油断しているあなたは要注意!認知症は、もはやひとごとではないのです。

認知症は動脈硬化が関係していることも!?
認知症の引き金として、気をつけて欲しいのが動脈硬化。血中にホモシステインという物質が蓄積されることで起こります。ホモシステインは、血中に存在するアミノ酸の一種。本来、代謝が上手くいっていれば問題はないのですが、加齢とともに値が上昇するともいわれています。そして、このホモシステインが高値となると、脳機能の障害などを引き起こし、結果的に脳卒中や認知症のリスクが高まってしまいます。

ビタミンの仲間の葉酸が、認知症にも効く!
ホモシステインを血中に蓄積させないためには、代謝を促してくれる成分が必要となります。その手助けをしてくれるのはビタミンBの仲間でもある葉酸。葉酸はホモシステインからメチオニンへの代謝を促進し、血中の蓄積を阻害。認知症の危険因子を減らす効果があるとされています。
また、葉酸サプリメントの摂取により、脳卒中リスク、認知症リスクが減ったという研究結果も報告されています。葉酸は食事からの摂取が必要な必須栄養素で、赤血球の合成に必須であることから別名造血のビタミンとも呼ばれています。細胞の新陳代謝を助け、胎児の脳や脊髄などの器官の原型を作る重要な役割があるので、妊娠を希望している方にも積極的に摂取して欲しい成分です。

日本人は、葉酸不足になりやすいって本当!?
葉酸は、体内で作ることができないため、食事などから摂取しないといけません。しかし日本人の約15%は、葉酸が不足しやすい遺伝子を先天的にもっているとされています(※4)。毎日しっかり葉酸をとっているつもりでも、体内で十分に活用されず、実は葉酸不足に陥っているということもあるので注意が必要です。

葉酸は食事よりもサプリメントのほうが吸収に優れている!
ほうれん草やレバーなどの食品にも含有される葉酸は熱に弱く、水溶性ビタミンなので、調理工程で失われてしまいがち。また、食品から摂っても体内での利用効率は約50%(※5)。しかしサプリメントなら約85%が体内で使われるため、食事で摂取するよりも効率が良いことがわかっています。毎日の食事で同じ栄養素を摂り続けることは大変です。ついつい不足しがちな葉酸補給にサプリメント(※6)も上手に活用してみてはいかがでしょうか?

※2 Li Y et al. Folic Acid Supplementation and the Risk of Cardiovascular Diseases: A Meta‐Anaiysis of Randomized Controlled Trials.J Am Heart Assoc.2016:5:e003768.
※3 Lefevre‐Arbogast S,et al.Dietary B Vitamins and a 10-Year Risk of Dementia in Older Persons.Nutrients.2016;8.Pil :E761.
※4 Morita H.et al.Methylenetetrahydrofolate reductase gene polymorphism and ischemic stroke in Japanese.Arterioscler Thromb Vasc Biol.1998:18:1465-9
※5 日本人の食事摂取基準(2015年版)の食事性葉酸の遊離型プテロイルモノグルタミン酸に対する相対生体利用率より
※6 プテロイルモノグルタミン酸
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