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ハ行 2017.09.19

ビタミンB12

ビタミンB群に分類される必須栄養素の一種で、コバラミンとも呼ばれます。微生物によって合成され、体内ではアデノシルコバラミン、ヒドロキソコバラミンに変換されて肝臓に貯蔵されています。赤血球の産生に関わる補酵素としてはたらき、とくに血中のブドウ糖量が低下したときに肝臓でブドウ糖を作り出す仕組み・糖新生や、核酸合成(造血)の過程において重要な役割を果たしています。

期待できるはたらき

貧血予防

赤血球が作られるのを助け、貧血を予防します。ビタミンB12が不足すると、正常な赤血球が減る病気(巨赤芽球性貧血)の要因となります。

神経細胞の機能維持

脂質やアミノ酸の代謝に関わり、神経細胞の機能を正常に保つ効果が期待されています。

その他、期待できるはたらき

  • 高ホモシステイン血症の改善 など

摂取について

レバーやかつお、チーズなどに多く含まれます。『日本人の食事摂取基準(2015年版)』による1日あたりの推奨量は、30〜49歳の成人男性、女性ともに2.4μgです。またビタミンB12は主に動物性食品に含まれる栄養素であり、植物性食品の一部にも存在するものの、1日あたりの必要量を充足する供給源として確実とはいえないことから、ベジタリアン食、特にビーガン食において不足する傾向にあります。安定した供給源としてベジタリアン向けのサプリメントの利用が推奨されます。

その他注目のはたらき

近年、C型肝炎において、ビタミンB12投与によるウイルス持続陰性化の改善作用を示した臨床研究も報告されています。具体的には、慢性C型肝炎患者94名を対象に、標準治療施行群と、標準治療+ビタミンB12併用群の2群に関して、ウイルス持続陰性化(SVR)への影響が調べられています。解析の結果、12週、24週、48週の時点で、標準治療単独群に比べて、標準治療+ビタミンB12併用群において有意な改善効果が見出されたということです。以上のデータから、慢性C型肝炎における補完療法としてのビタミンB12サプリメントで配合されるモノプロテイルグルタミン酸でのB12の臨床的意義が示されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」C型肝炎の補完療法としてのビタミンB12[22012年07月30日(月)]より)
更新日/2018.03.06

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2018.03.06

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