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ハ行 2017.09.19

ビタミンB1

チアミンとも呼ばれる水溶性ビタミンの一種。食事に含まれる炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂質の3大栄養素から、生体活動に必要なエネルギーを作り出す過程で補酵素としてはたらき、糖代謝を促進したり神経機能を正常に保つはたらきをもちます。ビタミンB1が不足すると、心血管系や神経系、筋肉組織に障害をきたす「脚気」を引き起こします。

期待できるはたらき

神経機能の維持

糖質や分岐鎖アミノ酸(筋肉づくりに重要な必須アミノ酸)代謝において、酵素を助ける補酵素としてはたらき、エネルギーが作られるのをサポートします。

神経機能の維持

脳の中枢神経や、手足の末梢神経の機能を正常に保つはたらきがあります。

その他、期待できるはたらき

  • 皮膚や粘膜の健康維持 など

摂取について

玄米や小麦胚芽など未精製の穀類や、肉類に多く含まれます。『日本人の食事摂取基準(2015年版)』による一日あたりの推奨量は、30〜49歳の成人男性で1.4mg、同世代の女性で1.1mgです。なおビタミンはお互い共同して作用するため、サプリメントを利用する場合は、単独で摂るよりもビタミンB群として何種類かまとめて摂取するほうが好ましいとされています。

その他注目のはたらき

近年、糖尿病ではチアミン(ビタミンB1)が不足しており、血管病変の一因となるという研究が発表されています。具体的には、糖尿病患者(1型26名、2型48名)と健常者20名を対象に、血漿中のチアミン濃度、赤血球関連指標、血管機能などが検討されました。その結果、チアミンの血中濃度は、健常者に対して、1型糖尿病では76%、2型糖尿病では75%低下していました。糖尿病患者においては腎臓からの糖尿病患者においては、腎臓からのチアミンクリアランスは有意になり、糖代謝と関係するトランスケトラーゼの活性の低下も認められたことと、これらのデータから、チアミンの補給が有用である可能性があります。現在、チアミンサプリメントの投与によって、これらの病態が改善されるかどうかについて臨床研究が開始されています。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」糖尿病ではチアミン(ビタミンB1)が不足[2007年08月16日(木)]より)
更新日/2018.03.06

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2018.03.06

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