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ハ行 2017.09.19

ビタミンK

脂溶性ビタミンの一種で、植物に存在するビタミンK1(フィロキノン)と、腸内細菌によって合成され、動物組織に存在するビタミンK2(メナキノン)のふたつに分類されます。体内では、肝臓における血液凝固因子の合成に欠かせないビタミンとして、血液を固めて止血するはたらきや骨の代謝にも関わっています。

期待できるはたらき

血液凝固作用の維持・調節

血液が固まるためには、肝臓で合成される血液凝固因子が必要となります。ビタミンKは、プロトロンビンなどの血液凝固因子の合成過程において補酵素として作用します。

骨粗しょう症の予防

ビタミンDとともに骨の代謝に関与して骨を丈夫にし、骨粗しょう症を予防します。ビタミンKは、カルシウムが骨に利用されるのを促進するオステオカルシンというタンパク質の合成に欠かせないビタミンであり、ビタミンKが不足すると、カルシウムが骨に十分に取り込まれません。

その他、期待できるはたらき

  • カルシウム代謝の調節 など

摂取について

納豆や青汁、ほうれん草などに多く含まれています。脂溶性ビタミンのため、油と一緒に摂る方が吸収されやすくなります。『日本人の食事摂取基準(2015年版)』による1日あたりの目安量は、30〜49歳の男性・女性とも150μgとされています。

その他注目のはたらき

近年の臨床研究では、ビタミンKサプリメントにより糖代謝の改善が認められたことが報告されています。具体的には、非糖尿病の高齢者355名(60歳から80歳、60%が女性)を対象に、1日あたり500μgのビタミンK(フィロキノン、ビタミンK1)サプリメントを3年間投与し、インスリン抵抗性に対する影響が解析されました。インスリン抵抗性(HOMA-IR)、空腹時インスリン値、血糖値等について測定が行われた結果、男性では偽薬群に比べてビタミンK投与群においてインスリン抵抗性の有意な改善が認められたということです。一方、女性では特に有意な変化は示されていません。以上のデータから、ビタミンKサプリメントは、高齢男性において糖尿病のリスクを低下させることが分かりました。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」ビタミンKサプリメントによる糖代謝の改善[2008年09月28日(日)]より)
更新日/2018.03.06

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2018.03.06

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