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ハ行 2017.09.19

ビタミンD

カルシウムの代謝に重要な役割をもつ脂溶性ビタミンのひとつ。腸管からのカルシウム吸収を促進して骨の再構築を促すはたらきがあり、丈夫な骨を保つのに欠かせないビタミンです。ビタミンDが不足すると、乳幼児のくる病や成人の骨軟化症、高齢者の骨粗しょう症を引き起こすほか、さまざまな生活習慣病で血中ビタミンD値が低いことが知られています。健康保持や疾病予防のために、積極的な摂取が推奨されます。

期待できるはたらき

骨の形成を助ける

腸管からのカルシウム吸収や、腎臓尿細管でのカルシウムの再吸収を促進し、骨の形成・再構築をサポートします。こうしたはたらきにより、高齢者の骨折予防効果も臨床試験で示されています。

肥満予防

ラットを用いた研究では、体重増加抑制と脂質代謝改善作用が報告されています。

アンチエイジング

高い抗酸化作用により、増えすぎると生活習慣病や老化の原因となる活性酸素を除去。老化を防ぎ、病気に負けない元気な体を保ちます。

その他、期待できるはたらき

  • 免疫調節作用
  • 抗炎症作用
  • インフルエンザ予防 など

摂取について

乾燥きくらげ、しらす干し、卵などに多く含まれており、『日本人の食事摂取基準(2015年版)』による1日あたりの目安量は、30〜49歳の男性、女性ともに5.5μg、耐容上限量は100μgと規定されています。脂溶性ビタミンのため、油と一緒に摂るほうが吸収されやすくなります。今日ではビタミンDの潜在的不足・欠乏が顕著になっており、とくに紫外線を浴びる量が少ない冬場にビタミンD欠乏を示す人の割合が増加。日照の少ない地域や季節、屋内で過ごすことの多い方は、とくに意識して摂取する必要があります。

その他注目のはたらき

近年の臨床研究では、自閉症スペクトラム障害における重症度とビタミンD欠乏の関連、またビタミンDサプリメント投与による症状の改善効果が示されています。具体的には、自閉症スペクトラム障害(ASD)の小児122名を対象に、対照群とビタミンD値が比較され、重症度との関連が調べられました。また、オープンラベル試験として、ASD小児へのビタミンDサプリメント投与が行われています。解析の結果、ASDの小児患者のうち、57%がビタミンD欠乏であり、30%がビタミンD不足と判断されました。さらにASD群のうち、ビタミンD低値を示した106名が、オープンラベル試験としてビタミンD3サプリメントを1日あたり300 IU/kg体重の用量で3カ月間摂取し、83名が試験を完了。解析の結果、被験者の80.72%が、自閉症スコアの改善が認められ、行動やアイコンタクト、注意などが改善したということです。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」ビタミンDによる自閉症スペクトラム障害改善作用[2015年04月19日(日)]より)
更新日/2018.03.06

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2018.03.06

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