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サ行 2017.09.19

セントジョーンズワート

欧州原産で、日本ではセイヨウオトギリソウとも呼ばれる多年草ハーブ。古代ギリシャ時代から薬用として利用され、16世紀にはスイスで精神疾患に用いられたという記録があります。多数の臨床試験により、軽症から中等症のうつ病に対しての効果が証明されています。日本やアメリカではサプリメントとして用いられていますが、ドイツやオーストリアでは医薬品として扱われています。

期待できるはたらき

軽度から中等度のうつ病症状の改善

メンタル面にはたらきかけるヒペリシンやヒペルフォリンを含有し、フラボノイド系ファイトケミカル、タンニンといった複数の有効成分との相乗効果により、うつ病の症状を軽減します。ある臨床試験で、医薬品(抗うつ薬)と同等の効果をもつとの報告もあります。

その他、期待できるはたらき

  • 不安症
  • 神経症 など

摂取について

即効性はないため、少なくとも2~3週間程度、継続して服用するのが望ましいとされています。1日あたりの摂取目安量は500~900mgです。様々な医薬品との相互作用(併用する医薬品の効果を減少あるいは増強する作用)が報告されているため、医薬品との併用時には医師に相談することをおすすめします。

その他注目のはたらき

近年の研究では、セントジョーンズワートはSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)のパロキセチンよりも有用であるという結果が報告されています。具体的には、二重盲検ランダム化比較試験として、うつ病と診断された患者(HAM-D総スコアが2〜25)を対象に、セントジョーンズワート投与群(900mg)と、パロキセチン(20mg/日)の2群について、6週間の投与が行われました。解析の結果、うつ病の指標であるHAM-D総スコアは、SSRIのパロキセチン投与群よりも、セントジョーンズワート(900mg)投与群のほうで減少(改善)が認められたということです。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」セントジョーンズワートはパロキセチンよりも有用である[2016年05月30日(月)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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