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ラ行 2017.09.19

ルテイン

マリーゴールドの花弁や緑黄色野菜、卵黄などに含まれる黄色の色素で、カロテノイド系ファイトケミカルの一種。体内では主に目の網膜に多く存在します。抗酸化作用をもち、網膜を保護し、加齢黄斑変性症や白内障といった老化に伴う目の病気を防ぐのに役立ちます。ヒトの体内では合成されず、加齢とともに不足しやすいため、食事やサプリメントからの摂取が必要です。

期待できるはたらき

網膜変性症(加齢黄斑変性症)の予防・改善

網膜の黄斑が老化とともに障害され、視力の低下や失明にもつながる加齢黄斑変性症という目の病気があります。ルテインは、その病気の原因となる有害な可視光線(青色光線)を吸収するはたらきがあります。さらに、抗酸化作用により、網膜の酸化障害を防ぎます。

白内障の予防

目の水晶体(レンズ)が、加齢や紫外線の影響で酸化され、濁ることで起こる白内障の予防に役立つことが知られています。加齢性白内障患者を対象に、ルテイン15mgを1週間に3回、2年間投与した臨床試験では、ルテイン投与群における視機能の改善が認められました。

その他、期待できるはたらき

  • 大腸ガンや乳ガンの予防 など

摂取について

人参、かぼちゃ、コーン、ほうれん草などの緑黄色野菜や、卵黄に多く含まれています。疫学調査では、1日6.9~11.7mgのルテインによって、黄斑変性、白内障の予防効果が認められたとされます。脂溶性成分のため、食事と一緒に摂る方が吸収効率の点で効果的です。

その他、注目のはたらき

近年の臨床試験で、視覚処理速度改善効果も示されています。具体的には、健康な若年者102名から、フォローアップできた69名を対象に、ルテイン/ゼアキサンチン投与群と偽薬投与群の2群について、4カ月間の介入が行われ、介入の前後で、MPOD(網膜の黄斑部の色素密度)とtCSF(視覚系のコントラスト感度特性)が測定されました。解析の結果、ルテイン/ゼアキサンチンサプリメント投与によってMPOD とtCSFの有意な改善が認められました。以上のデータから、ルテインサプリメントの投与による若年健常者での視覚処理速度改善作用が示唆されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」ルテインによる視覚処理速度改善作用[2014年12月13日(土)]より)
更新日/2018.03.09

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2018.03.09

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