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ナ行 2017.09.19

乳酸菌

乳酸菌とは、糖を分解して乳酸をつくり出す菌の総称で、ヒトの体によい作用をもつ「善玉菌」の代表で、ビフィズス菌やアシドフィルス菌がよく知られています。ヒトの腸内には約100種類、100兆個以上の菌が存在します。通常、腸内細菌の20%ほどが乳酸菌ですが、加齢とともに減少し、体調不良の原因となる「悪玉菌」が増えやすくなることが分かっています。そこで、ビフィズス菌などの善玉菌を外から補うことで、腸内環境を適切に保つことが重要となります。日本では乳酸菌を含む製品が、医療用医薬品・一般用医薬品・特定保健用食品として認められています。

期待できるはたらき

整腸作用

数多くの臨床試験で、下痢の予防や治療、腸のぜん動運動の調整、腸内フローラ(腸内細菌叢)のバランス調整、悪玉菌の増殖抑制などの整腸作用が報告されています。

免疫力の向上

悪玉菌の増殖を抑えることで、免疫力を高めます。免疫力の低下によって起こるカンジダ性膣炎を繰り返している33名の女性を対象にした臨床試験では、乳酸菌投与群において、再発率が有意に低下しました。

その他、期待できるはたらき

  • アレルギー軽減
  • ピロリ菌の抑制 など

摂取について

食品ではヨーグルトやチーズなどの発酵に利用されています。様々な乳酸菌が製品化されているので、そのなかで自分にあう菌種を選ぶことが大切です。2~3カ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにしましょう。また、オリゴ糖は善玉菌を増やす効果があるので、乳酸菌と一緒にオリゴ糖も摂ると効果的です。

その他、注目のはたらき

最近の研究では、乳酸菌の投与による関節リウマチ患者の症状の軽減と炎症の改善も示されています。具体的には、20〜80歳の関節リウマチ患者の女性を対象に、サプリメント投与群(30名)と偽薬投与群(30名)の2群について、8週間の乳酸菌投与が行われました。データが解析された結果、乳酸菌(L.casei 01)投与群では、炎症マーカーであるhs-CRPの有意な減少、圧痛や腫脹関節の数の減少(改善)が認められました。今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」乳酸菌の投与が関節リウマチでの炎症を軽減する[2016年02月29日(月)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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