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カ行 2017.09.19

桑の葉

クワ科の落葉高木で、古来より中国や日本では、葉や果実、根皮が薬用として利用されてきました。桑の葉に含まれる有効成分の1-デオキシノジリマイシン(DNJ)には、食後の血糖値上昇を抑えるはたらきが示されており、桑の葉は糖尿病の予防・改善に役立つとして注目されています。

期待できるはたらき

2型糖尿病における食後過血糖の抑制

食物に含まれる糖質・炭水化物は、小腸においてα-グコシダーゼという酵素のはたらきによりブドウ糖に分解され、吸収されます。桑の葉に含まれる1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は、このα-グルコシダーゼのはたらきを抑制することで、小腸から血液中へのブドウ糖の吸収をゆるやかにし、食後血糖値の上昇を抑制します。10名の糖尿病患者にDNJを投与した臨床試験では、対照群に比べて食後血糖値の上昇が有意に抑制されたという報告があります。

その他、期待できるはたらき

  • 糖尿病の予防
  • 動脈硬化抑制 など

摂取について

桑の葉は、糖質の吸収を遅らせるはたらきがあるため、食事の前に摂取するのがおすすめです。短期間では効果が期待できないので、継続して利用するのが望ましいです。

その他、注目のはたらき

近年の研究では、桑の葉エキスによるダイエット効果も示されています。具体的には、肥満あるいは過体重の被験者46名を対象に、減量のための食事療法として、全員に1日あたり1,300kcalの低エネルギー食が投与され、同時に、桑抽出物(2,400mg/日)の投与群、偽薬投与群の2群について、90日間の介入試験が行われ、体組成など関連指標が30日ごとに測定されました。解析の結果、3カ月後の時点において、桑抽出物投与群では、約9kgの体重減少(開始時点から約10%の減量)が認められました。また、血中インスリン値と血糖値の血中濃度曲線は、開始時に比べて試験終了時には、桑抽出物投与群では低下し、食後過血糖の上昇抑制作用が認められました。一方、偽薬投与群では、試験終了時に、約3.2kgの体重減少(約3%の減量)が見出されました。血糖値やインスリン値の曲線は、やや低下傾向にありましたが、有意差は見出されていません。以上のデータから、桑抽出物は、食後過血糖抑制作用を介して肥満治療における食事療法の補完療法としての有用性が示唆されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」桑によるダイエット効果[2014年05月04日(日)]より)
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更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
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更新日/2017.09.14

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