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ラ行 2017.09.19

レシチン

脳や神経組織、肝臓に含まれるリン脂質の一つで、ホスファチジルコリンとも呼ばれています。細胞膜の主要な構成成分として様々な生理機能を担っています。レシチンは、神経伝達物質であるアセチルコリンの元になる物質でもあり、脳の機能障害に対する効果が期待されています。また、脂質代謝を正常に保ち、肝臓を保護するはたらきももっています。

期待できるはたらき

肝臓の保護作用

レシチンから作られるコリンは、肝臓での脂質代謝において必須な成分です。またコリンとは別の経路で、レチシンが肝臓を保護する作用をもっています。こうしたはたらきにより、アルコール性肝障害やウイルス性肝炎などにおいて、肝機能を改善します。C型肝炎患者を対象とした臨床試験では、レシチン投与により、症状が有意に改善し、組織学的にも改善が認められたという報告があります。

脳機能の保持作用、アルツハイマー病や認知症の予防

アルツハイマー病や脳機能異常に伴う認知障害に対するはたらきも期待されています。ドイツからの報告では、認知機能障害を有する高齢者を対象とした試験で、1日あたり3カプセルのPS(フォスファチジルセリン)+PA(ホスファチジン酸)あるいは、偽薬のいずれかを3カ月間投与、さらにアルツハイマー病患者を対象に、1日あたり3カプセルのPS+PAあるいは、偽薬のいずれかが2カ月間投与されました。解析の結果、認知機能障害を有する高齢者のPS+PA投与群は、記憶能の有意な改善、気分の落ち込みの抑制が見出されました。アルツハイマー病患者では、日常生活の動作の指標が、PS+PA投与群では変化なく維持されていたのに対して、偽薬群では悪化したとのことです。以上のデータから、大豆レシチン由来のサプリメント投与によるアルツハイマー病や認知症に好影響を与えることが示唆されます。

※大豆由来のPS(フォスファチジルセリン)300mg、PA(ホスファチジン酸)200mg

アンチエイジング

高い抗酸化作用により、増えすぎると生活習慣病や老化の原因となる活性酸素を除去。老化を防ぎ、病気に負けない元気な体を保ちます。

摂取について

大豆や卵黄に含まれます。短期間では効果が期待できないので、継続して利用するのが望ましいです。

その他、注目のはたらき

レシチンは、脂質異常症の改善にも用いられています。臨床研究では、脂質異常症患者32名を対象に、大豆レシチンを30日間投与したところ、総コレステロール値が33%有意に低下、LDL(悪玉)コレステロールが38%低下し、中性脂肪値が33%低下。一方、HDL(善玉)コレステロールは46%増加したということです。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」大豆レシチンによる脂質異常症改善作用[2015年03月16日(月)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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