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ア行 2017.09.19

イミダゾールジペプチド

イミダゾール基を有するアミノ酸結合体の総称です。イミダゾールペプチドの一種で、アンセリンやカルノシンなども含まれるイミダゾールジペプチド(トリ胸肉抽出物/CBEX)は、抗疲労作用が期待できる機能性成分として利用されています。東南アジアには、トリ胸肉エキスを利用した栄養ドリンク剤もあります。

期待できるはたらき

抗疲労作用

旧厚生省の疫学調査で、多くの人が疲れに悩んでいるという結果を受け、疲れの研究が行われました。大阪市立大学などの5大学と大手食品メーカー、医薬品メーカーなど合計18社が参加した産官学連携プロジェクトでは、23種類の食品の抗疲労効果について科学的に検証した結果、イミダゾールペプチドを含む6種類の成分に抗疲労効果に有効性があることが検証されました。

運動時の筋肉疲労の緩和

抗酸化作用をもっているため、疲労の原因となる活性酸素による組織傷害から体を守り、疲労を予防・緩和するはたらきが期待できます。臨床研究では、自転車を漕ぐ動作による運動負荷試験において、イミダゾールジペプチド摂取の運動能向上作用や抗疲労作用が認められました。

運動耐用能の改善

イミダゾールペプチドの投与により、骨格筋中のカルノシン、アンセリン濃度が上昇します。骨格筋のカルノシンの濃度が高いほど、運動パフォーマンスが向上する相関が認められていることから、抗疲労効果が発揮されるとともに、運動耐用能(どのぐらいの強さの運動ができるか)の改善にも繋がります。

その他、期待できるはたらき

  • 抗酸化作用
  • 運動能向上作用 など

摂取について

鶏胸肉に多く含まれています。短期の利用では効果は期待できないため、継続的に摂取することが重要と考えられています。

その他、注目のはたらき

近年の臨床研究では、イミダゾールジペプチドの一種であるカルノシンによる2型糖尿病への有用性が示されています。具体的には、肥満/過体重の被験者(43±8歳、BMI 31±4)を対照に、カルノシン(2g/日)投与群:15名、偽薬投与群:15名の2群について、12週間の介入が行われ、糖代謝関連指標などが測定されています。解析の結果、偽薬群と比べてカルノシン投与群では、空腹時インスリン値の上昇抑制およびインスリン抵抗性の抑制が見出されました。その他、いわゆる「糖尿病予備軍」とされる耐糖能異常の被験者では、偽薬群に比べてカルノシン投与群において、血糖およびインスリンの2時間値が有意に低値でした。以上のデータから、肥満/過体重の被験者において、カルノシンによる糖代謝改善作用が示唆されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」カルノシンによる2型糖尿病リスク低減作用[2016年04月06日(水)]より)
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更新日/2017.10.20

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
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更新日/2017.10.20

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