期待できるはたらき
高血圧改善作用
激しい感情や人体がストレスを感じた時に放出され、血圧を上昇させる神経伝達物質・ノルアドレナリンの過剰分泌を抑制し、末梢の血管を弛緩させるはたらきがあり、高めの血圧を正常に保ちます。なお、ギャバの経口投与では正常血圧には影響を与えず、高血圧に対してのみ降圧作用を示すことが報告されています。
抗ストレス作用
脳内で抑制系の神経伝達物質として作用し、不足するとちょっとしたことで興奮しやすい状態になることもあります。
摂取について
発芽玄米のほか、漬物や味噌などの発酵食品、トマトなどに多く含まれています。一般に、短期間では効果が期待できないので、継続して利用するのが望ましいです。特定保健用食品では、一日あたりギャバとして10~20mgの投与量が用いられています。
更新日/2017.09.12

監修/医学博士蒲原聖可
- 医学博士 蒲原聖可ブログ/
- http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.12
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。