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ナ行 2017.09.19

ニンニク

古来より滋養強壮に効果があるとして世界中で利用されてきました。有用成分としてアリインやアリシンが知られています。アリシンは、ニンニク特有の匂いに関連するイオウ化合物で、ニンニクを切ったり潰したりして細胞が破壊されると、アリインから変化して生成されます。ニンニクは、動脈硬化抑制作用や抗がん作用、免疫調節作用など多彩なはたらきがあることから、生活習慣病の予防や改善のためのサプリメント成分としても広く利用されています。欧米では、ハーブサプリメントとして分類され、脂質異常症や高血圧症に対するはたらきが示されています。

期待できるはたらき

コレステロール低下作用

ニンニクに含まれるアリシンには、抗酸化作用やコレステロール合成阻害作用、LDL(悪玉)コレステロールの酸化抑制作用が示されており、コレステロールを低下させるはたらきが期待できます。脂質異常症に対するニンニクのはたらきを検証した研究では45報の臨床試験結果がまとめられており、ニンニクを4~25週間投与することで、総コレステロール値が4~12%低下し、LDLコレステロール値も改善(低下)傾向にありました。

高血圧や動脈硬化の予防・改善

悪玉コレステロールが増加すると血管が狭くなり、高血圧や動脈硬化の原因となることから、ニンニクによるコレステロール低下作用は、高血圧や動脈硬化の予防にも有用です。動脈硬化へのはたらきを検証した研究では、280名を対象にして、ニンニクを4年間投与した結果、動脈硬化の進行が抑えられたというデータが報告されています。

抗ガン作用

疫学調査では、ニンニクの摂取量が多いと、消化管のガンの発症が抑えられるという結果が知られています。また18報の研究をまとめた報告によると、ニンニクはとくに大腸ガンの予防にはたらきが期待できるとされています。

その他、期待できるはたらき

  • 抗酸化作用
  • 血小板凝集の抑制作用
  • 抗菌 など

摂取について

とくに決まった摂取量はありません。有用成分のもつ抗酸化作用などによって、生活習慣病の予防や改善を目的とする場合、短期間では効果が期待できないので、継続して利用するのが望ましいです。

その他注目のはたらき

近年の研究では、ニンニクや緑茶の摂取による肺がんリスク抑制作用も示唆されています。具体的には、緑茶やニンニクの摂取と、肺がんリスクとの関係を調べるため、江蘇省における症例対照研究として、生活習慣、食生活、環境因子などの要因が面接方式によって集められています。解析の結果、肺がんのリスクは、緑茶摂取によって、22%リスク低下。ニンニク摂取によって、21%のリスク低下が認められました。また、両者の併用では、31%のリスク低下が認められています。以上のデータから、ニンニクや緑茶の摂取による肺がんリスク抑制作用が示唆されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」ニンニクや緑茶の摂取が多いと肺がんリスクが低い[2013年08月19日(月)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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