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カ行 2017.09.19

ガルシニア

東南アジアから南アジアに自生する柑橘類の一種です。果実に含まれるヒドロキシクエン酸という成分には、食欲を調節し、脂肪の合成を抑制するはたらきがあることから、肥満対策や減量を目的とした、いわゆるダイエットサプリメントとして広く利用されています。また乾燥させた果皮は、カレーのスパイスとしても利用されています。

期待できるはたらき

肥満予防・脂肪の合成抑制・空腹感の抑制

ガルシニアに含まれるヒドロキシクエン酸が、食欲を調整し、炭水化物から脂肪酸が合成されるのを抑制することで、余分な脂肪が溜まるのを防ぎます。50名の肥満者を対象にした研究では、ガルシニア、カフェイン、クロムを含むサプリメントが投与され、体重が減少しました。

摂取について

ダイエットは適切な食生活と運動習慣が基本ということを踏まえ、ライフスタイルを見直した上で、1日あたり1,000mg程度のガルシニアを相補的に摂取することでさらなる効果が期待できます。なお、厚生労働省による通知では、ガルシニアの摂取目安量の上限として、ヒドロキシクエン酸に換算して1日あたり1,500mgとされています。

その他、注目のはたらき

近年の研究で、ガルシニアの機能性成分・HCA(ヒドロキシクエン酸)による糖代謝への影響が検証され、健常者における血糖値の低下と血中GIP刺激やグルカゴン値の抑制、2型糖尿病患者のグルカゴンの増加を示唆する結果が報告されています。具体的には、健常者12名と2型糖尿病患者8名を対象に、十二指腸へのグルコース60g投与に続いて、HCA(2,800mg含有水)あるいは水(対照)のいずれかが、十二指腸内に投与されています。解析の結果、まず健常者では、水投与群に比べ、HCA投与群において血糖値の有意な低下が見出され、糖代謝に関連する消化管ホルモンの一種である血中GIPとグルカゴンに上昇が認められました。次に、2型糖尿病患者では、HCA投与により、血中グルカゴン値の有意な増加が認められました。ただし血糖値やインクレチン(糖代謝に関連する消化管ホルモンの総称)、インスリン値に関しては有意な変化は示されていません。今後、HCAに関して、健常者での肥満や糖尿病予防における臨床的意義、および糖尿病/耐糖能異常における臨床的意義の検証が期待されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」ガルシニア(HCA)による血中GIP上昇と血糖低下@健常者[2016年01月27日(水)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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