> > フコイダン
フコイダンメインイメージ
ハ行 2017.09.19

フコイダン

モズクやワカメ、昆布などの海藻類に存在する多糖類で、フコースを主成分とした海藻のヌルヌルした成分のひとつです。抗酸化作用やコレステロール低下作用などがあり、生活習慣病に対するはたらきが報告されています。原材料となる食用褐藻類の種類によって、フコイダンの種類や含有量が異なっており、生理作用にも違いがあるとされます。

期待できるはたらき

コレステロール低下作用

フコイダンは難消化性(消化しづらい)の多糖類のため、腸管内で胆汁酸によるコレステロールの吸収を阻害し、その結果コレステロール低下作用を示すと考えられています。肥満あるいは過体重の被験者25名を対象に、1日500mgのフコイダンを3カ月間投与した試験では、拡張期血圧の有意な低下、LDL(悪玉)コレステロールの有意な低下が認められました。

免疫力の調整・賦活作用

細菌やウイルスから体を守る免疫力を高めるはたらきが期待できます。高齢者70名を対象に、メカブフコイダンの免疫機能への作用を調べた臨床研究では、1日あたり300mgのメカブフコイダンを4週間投与が行われ、続いて季節性インフルエンザワクチンの接種が行われました。ワクチン接種後5週目と20週目の時点で採血し、抗体価とNK(ナチュラルキラー)細胞活性が測定され、解析の結果季節性インフルエンザワクチンの3種類のウイルス株すべてに対する抗体価が有意に上昇しました。さらに、ガンやウイルスを攻撃するはたらきをもつNK細胞の活性が投与9週後から有意な増加を示しました。

胃粘膜保護作用・胃排出機能改善作用〈ピロリ菌阻害作用〉

胃粘膜を保護し、消化器官の様々な症状を改善するはたらきも報告されています。具体的には、フコイダン100mgを添加した茶飲料による胃部症状の改善およびヘリコバクター・ピロリ菌感染の低減作用。また機能性消化不良症例に対するフコイダンによる胃排出機能改善。さらにピロリ菌陽性患者11名にフコイダンを投与して胃部症状の改善を認めた報告などが知られています。

その他、期待できるはたらき

  • 抗腫瘍作用
  • 傷の治癒促進
  • 不定愁訴の改善作用
  • 脂肪肝の改善作用
  • 抗酸化作用 など

摂取について

オキナワモズク、フトモズク、ヒバマタ、メカブ等の食用褐藻類に豊富に含まれます。生活習慣病の予防や改善を目的とする場合、短期間では効果が期待できないので、継続して利用するのが望ましいです。

更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

蒲原聖可のサムネイル
監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

TOPIC TAGSTOPIC TAGS人気のタグ

オリーブチャンネルとは?

オリーブチャンネルは、株式会社ディーエイチシーが運営する、美容・健康情報をご紹介するサイトです。話題の美容・健康成分のご紹介や、肌や身体を美しく元気にする方法を発信していきます。

オリーブチャンネルとは?

オリーブチャンネルは、株式会社ディーエイチシーが運営する、美容・健康情報をご紹介するサイトです。話題の美容・健康成分のご紹介や、肌や身体を美しく元気にする方法を発信していきます。