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タ行 2017.09.19

DHA

EPA(エイコサペンタエン酸)とともに魚の油に多く含まれる必須脂肪酸のひとつ。ヒトの体内では中枢神経系、網膜、心臓、母乳などに多くありますが、十分ではないため、食事などから補う必要があります。魚が苦手な人は不足しやすい成分です。コレステロール値や中性脂肪値を下げて生活習慣病を予防するほか、抗ストレス作用や抗アレルギー、抗炎症作用といったはたらきも知られています。オメガ3系(n-3系)必須脂肪酸のうち、DHAは、主に脳の健康に重要なはたらきをする栄養素です。

期待できるはたらき

脂質異常症の改善

血液中のLDL(悪玉)コレステロール値や中性脂肪値のバランスを保って脂質異常症などの生活習慣病を改善し、動脈硬化などの生活習慣病を予防します。

認知症へのはたらき

中枢神経系への作用として、認知症に対するはたらきが報告されています。血中オメガ3系必須脂肪酸(EPAとDHA)の濃度と認知機能との関連を調べた研究では、沖縄在住の健康な80歳以上の高齢者185名を対象に、血中のDHA、EPA、アラキドン酸(AA)、EPA/AA比, DHA/AA比, DHA+EPAが測定した結果、血中EPAおよびDHA+EPAが高いほど認知機能が保たれており、認知症リスクが低いという関連があることが考えられます。

精神面の安定・抗ストレス

DHAを摂取すると、ストレスによるイライラが抑えられるというデータがあります。こうしたことから若年者における精神面の安定や、ストレスの緩和にも効果が期待されています。

その他、期待できるはたらき

  • 視力・視覚機能の発達促進
  • うつ病 など

摂取について

イワシやサバなどの青魚や、マグロの眼球近くの脂肪組織に豊富に含まれます。「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、1日あたりの摂取目安量は、DHAなども含む「n-3系脂肪酸」としての基準で30〜49歳の成人男性で2.1g、同世代の女性で1.6gです。魚をあまり食べない場合はサプリメントで補いましょう。

その他注目のはたらき

疫学研究では、DHAの摂取と、小児のADHD(注意欠陥・多動性障害)との関連が示されており、ADHDの小児に対するオメガ3系脂肪酸(EPA・DHA)の投与による認知機能の改善効果を示した臨床研究も報告されています。具体的には、16週間のランダム化二重盲検偽薬対照試験として、ADHDと診断された6〜12歳の小児95名を対象に、EPAとDHAが投与され、認知機能関連指標が測定されました。解析の結果、オメガ3系脂肪酸(EPAとDHA)の投与によって、会話や読み書き等の日常を支える能力(ワーキングメモリ)の改善作用が認められたということです。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」ADHDの小児に対するオメガ3系脂肪酸の効果[2014年06月27日(金)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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