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カ行 2017.09.19

クランベリー

北米原産の果実で、アントシアニン類やトリテルペン類、カテキン類、フラボノール類など、豊富な栄養素を含むことから薬用植物としても利用されてきました。クランベリーから抽出したエキス(またはジュース)は、女性に多い膀胱炎や尿道炎を予防するはたらきが期待できるとして、治療や再発予防に用いられています。

期待できるはたらき

膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症の予防

有効成分が膀胱や尿道への細菌付着や増殖を抑制し、尿路感染症の感染や再発を予防します。有効成分の中でもとくに、プロアントシアニジンというクランベリーの赤い色素を構成する成分は、抗酸化作用、抗菌作用、抗ウイルス作用をもち、特長的な成分とされています。

細菌尿の改善

有効成分のキナ酸が体内で酸性物質に変化して尿中に排出されることで、尿のpH値を下げて尿を酸性に保ち、細菌の増殖を抑制します。153名の高齢女性を対象にした研究では、クランベリージュースによって、細菌尿が改善したという報告があります。

その他、期待できるはたらき

  • 口腔細菌付着の阻害作用 など

摂取について

果汁を絞ったジュースや、有効成分を抽出したサプリメントから摂取することができます。ただし、クランベリー果汁は酸味が強く、そのままでは食用に向かないため、ジュースには一般に甘味料が添加されています。糖分の摂りすぎが気になる方や、毎日継続して摂ることが効果的という点でも、サプリメントのほうが利用しやすいでしょう。尿路感染症の予防には500~1,000mgの摂取が目安とされています。

その他、注目のはたらき

近年の研究では、クランベリー由来ポリフェノールにおける、血管の健康状態を維持するのに重要な血管内皮機能改善効果も報告されています。具体的には、健康な男性10名を対象に、クランベリー由来ポリフェノールが総ポリフェノール量409、787、1,238、1,534、1,910mgの含有果汁(あるいは対照飲料)として投与され、投与開始時、摂取1、2、4、6、8時間後に血管拡張反応(FMD)、血圧、脈波速度(PWV)が測定されました。血中のポリフェノール代謝産物も調べられています。解析の結果、FMDは、クランベリーの用量依存的に1、2、4、6、8時間後に増加。また、クランベリー摂取後の血漿の解析では、60種類の代謝産物が同定されました。そのうち、12種類の(ポリ)フェノール代謝物が、FMDの増加と有意に相関していたということです。以上のデータから、健常男性において、クランベリーポリフェノールの摂取による血管機能改善作用が示唆されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」クランベリーポリフェノールによる血管機能の改善効果[2016年06月02日(木)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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