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カ行 2017.09.19

キトサン

カニの甲羅やエビの殻に存在する多糖類の一種で、ヒトの消化酵素で消化されない動物性の食物繊維。摂取すると、消化管内で脂肪やコレステロールと結合して脂質の吸収をブロックするはたらきがあり、ダイエットサポートのサプリメントに利用されている成分です。また、キトサン含有食品が消費者庁から特定保健用食品(トクホ)として認可されています。

期待できるはたらき

肥満予防

脂質の吸収をブロックし、脂質の代謝を促すことで、脂肪の蓄積による肥満を予防します。肥満・過体重の被験者96名を対象に、真菌由来のキトサン(キトグルカン)による抗肥満作用を検証した臨床研究では、キトサン(3グラム/日×90日間)投与により、最大3kgの体重減少、体組成改善、糖代謝改善といった有用性が認められました。

LDL(悪玉)コレステロールの低下

ある臨床試験では、33名の2型糖尿病患者に対して、450mgのキトサンを1日3回投与した結果、総コレステロール値とLDLコレステロールの低下が認められました。

その他、期待できるはたらき

  • 高血圧の予防
  • 動脈硬化予防 など

摂取について

カニの甲羅やエビの殻に多く含まれます。なお、甲殻類の食品にアレルギーがある人は、キトサンを摂取することでアレルギー症状が現れる可能性があるため、摂取を避けてください。また、キトサンは脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収を抑制すると推測されるので注意が必要です。

その他、注目のはたらき

近年の臨床研究では、キトサンによる腎臓保護作用が示されています。具体的には、人工透析患者に12週間のキトサン投与を行ったところ、投与前に比べ血中インドキシル硫酸とリン酸の有意な低下、アルブミンの酸化型/還元型の比率の低下が見出されたほか、作用メカニズムを調べたin vitro研究では、キトサン溶液でのインドキシル硫酸やリン酸の結合(吸着)が示されています。以上のデータから、キトサン摂取による抗酸化作用や腎臓保護作用が示されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」キトサンによる腎臓保護作用[2014年08月23日(土)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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