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カ行 2017.09.19

カテキン

緑茶に含まれるポリフェノールの一種で、緑茶の渋み成分です。抗酸化作用をもち、体脂肪減少などの生活習慣病予防へのはたらきが注目されています。緑茶のカテキン類にはEC(エピカテキン)、ECG(エピカテキンガレート)、EGC(エピガロカテキン)、EGCG(エピガロカテキンガレート)などがあり、とくにEGCG(エピガロカテキンガレート)が、強力な抗酸化作用・抗がん作用をもつとされています。

期待できるはたらき

抗酸化作用・脂質過酸化抑制作用

抗酸化作用によって、増えすぎた活性酸素による脂質の酸化を抑え、生活習慣病を予防します。

抗肥満作用・脂質異常症の改善

緑茶カテキンによる男性の内臓脂肪低下や女性の皮下脂肪の減少が見られたことから、脂質代謝改善作用があると報告されています。男女80名の肥満者を対象にした臨床試験では、1日あたり588mgのカテキンが1週間投与された結果、体重や体脂肪量が有意に低下しました。

抗がん作用

抗酸化作用や抗炎症作用を介した抗がん作用が期待されています。これまでに、緑茶の摂取量が多いほどがんの発生率が低いという疫学調査の結果が多数報告されています。具体的には、乳がんの再発予防、卵巣がん予防、胃がん予防効果などで、とくにEGCGが重要といわれています。作用メカニズムとして、腫瘍細胞の増殖抑制や、作用腫瘍細胞に栄養を送るルートとなる新生血管の形成抑制により抗がん作用をもたらすと考えられています。

その他、期待できるはたらき

  • 胃粘膜保護作用
  • 口内炎の予防 など

摂取について

緑茶に多く含まれています。摂取量の決まりはありませんが、特定保健用食品では、茶カテキンとして1日あたりの摂取量が540mgに設定された例もあります。また、短期間では効果が期待できないので、継続して利用するのが望ましいです。

その他、注目のはたらき

近年の研究で、緑茶による子宮筋腫関連症状改善作用も報告されています。具体的には、症候性の子宮筋腫(2立方cmが1カ所以上)を有する18歳から50歳の女性39名を対象に、1日あたり800mgの緑茶抽出(45%EGCGを含有)あるいは偽薬800mgを4カ月間投与し、投与期間中、毎月の受診時に超音波検査による子宮筋腫のサイズ測定、子宮筋腫症状の重症度について、健康関連QOL(HRQL)が調べられています。解析の結果、緑茶抽出物投与群では、子宮筋腫のサイズが有意に減少したということです。また、偽薬群に比べてEGCG投与群では、子宮筋腫に関連した症状の重症度が有意に減少(改善)し、HRQLが有意に改善したということです。以上のデータから、子宮筋腫関連症状に対して、緑茶カテキン(EGCG)を含有する緑茶抽出物サプリメントによる症状改善作用が示唆されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」緑茶による子宮筋腫関連症状改善作用[2013年08月25日(日)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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