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ラ行 2017.09.19

リンゴポリフェノール

リンゴに含まれる、オリゴメリック・プロシアニジンを主とした多種類のポリフェノールの総称。特に皮と皮下に多く存在し、また成熟果実よりも未熟果実に多く含まれます。強い抗酸化力をもつことから、これまで食品の酸化防止剤として利用されてきましたが、近年では生活習慣病の予防やアレルギー症状の抑制、ダイエット効果、抗疲労効果など、様々な機能性が見出され、健康食品の素材として注目されています。

期待できるはたらき

抗酸化作用

強い抗酸化作用により、体内で増えすぎた活性酸素を除去します。その結果、高コレステロールの改善など生活習慣病の予防や改善に役立ちます。

アトピー性皮膚炎・スギ花粉症のアレルギー性鼻炎症状の改善

臨床研究で、アレルギー疾患の症状軽減効果が示されています。スギ花粉症患者を対象にした臨床試験では、リンゴポリフェノールが1日あたり500mg、12週間投与された結果、アレルギー性鼻炎による症状が有意に軽減されました。さらに小児アトピー性皮膚炎でも改善作用が示されています。

抗肥満・内臓脂肪減少作用

消化管での脂肪吸収抑制、肝臓での脂肪分解促進などの作用により、肥満を防ぎ、内蔵脂肪の減少効果が期待できます。BMIが22以上30以下の健常成人48名(男性30名、女性18名)を対象にリンゴポリフェノール600mgを12週間投与した臨床試験では、内臓脂肪減少効果が示されました。

抗疲労作用

旧厚生省の疫学調査で、多くの人が疲れに悩んでいるという結果を受け、疲れの研究が行われました。大阪市立大学などの5大学と大手食品メーカー、医薬品メーカーなど合計18社が参加した産官学連携プロジェクトでは、23種類の食品の抗疲労効果について科学的に検証した結果、リンゴポリフェノールを含む6種類の成分に抗疲労効果に有効性があることが発見されました。

その他、期待できるはたらき

  • ビタミンE消費抑制作用
  • 胃粘膜保護
  • 骨代謝改善 など

摂取について

成熟していないリンゴの果皮に多く含まれています。ゆえに、果実は皮ごと食べる方がリンゴポリフェノールを多く摂取することができます。

その他、注目のはたらき

生薬学の専門ジャーナルに、リンゴの抗がん作用に関する総説も発表されています。具体的には、リンゴ抽出物による抗がん作用についての解析が行われており、リンゴポリフェノールの主成分であるオリゴメリック・プロシアニジン(OPC)による作抗腫瘍作用、抗酸化作用、抗炎症作用、情報伝達機構に対する調節作用、アポトーシス誘導作用がメカニズムとして考察されています。また、疫学研究では、1日あたり1個以上のリンゴの摂取によって、肺がんと大腸がんのリスクが低下するという相関が認められています。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」リンゴによる抗がん作用[2008年11月16日(日)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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