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ア行 2017.09.19

アンセリン

カツオやマグロといった遊泳能力の高い魚類の筋肉組織に含まれているペプチドの一種で、ふたつのアミノ酸(β-アラニンと1-メチル-ヒスチジン)が結合した化学構造をしています。これまでの研究で抗疲労作用や抗酸化作用、尿酸値低下作用、組織修復促進作用などが示されており、疲労回復や高尿酸血症(痛風)対策のサプリメントとして注目されています。

期待できるはたらき

高尿酸血症(痛風)の予防・改善

尿酸のできるのを抑制し、さらに多くなった場合は排泄を促すことで、尿酸値をコントロールします。このはたらきにより、血液中の尿酸が増えすぎや、尿酸が結晶化して関節に沈着し、炎症が起こり痛みを生じる痛風の予防につながります。DHCによる臨床研究では、血清尿酸値が高めの男性6名を対象に、1日あたり60mgのアンセリンを2週間投与した結果、血清尿酸値が平均7.5mg/dLから7.1mg/dLへと有意に低下しました。

抗疲労作用

疲労物質である乳酸の分解を促進し、疲労の予防や回復に効果が期待できます。また近年では、アンセリンとカルノシンを含むトリ胸肉抽出物による抗疲労効果や運動耐用能(どのぐらいの強さの運動ができるか)向上効果が示されています。

その他、期待できるはたらき

  • 抗酸化作用
  • 組織修復促進作用 など

摂取について

マグロ、カツオ、鶏肉などに多く含まれています。一般に、短期間では効果が期待できないので、継続して摂取するのが望ましいです。

その他、注目のはたらき

近年の臨床研究で、高齢者の認知機能・身体機能改善作用も報告されています。具体的には、65歳以上の被験者56名を対象に、アンセリン+カルノシン投与群と偽薬投与群の2群について、13週間の介入が行われました。追跡調査には51名が参加し、認知機能、身体活動能、体組成などが測定されました。解析の結果、アンセリン/カルノシンサプリメント投与群では、偽薬群に比べてBMIの有意な低下、シニアフィットネステスト6種類中2種類にてスコアの有意な改善が見出されました。さらに認知機能スコアでは、サプリメント投与群においてのみ、投与前と比べて、有意な改善が認められています。以上のデータから、アンセリン/カルノシンサプリメントに高齢者の認知機能および身体機能への好影響が示唆されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」アンセリンによる認知機能・身体機能改善作用[2014年06月05日(木)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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