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ア行 2017.09.19

アミノ酸

人の体の16~20%を占めるタンパク質を構成する栄養成分で、生体内において様々なはたらきをしています。自然界には数多くのアミノ酸が存在しますが、ヒトの体内にあるタンパク質は20種類のアミノ酸から構成され、そのうち9種類が合成できない必須アミノ酸、11種類が合成できる非必須アミノ酸に分類されます。この20種の基本アミノ酸以外にも遊離アミノ酸も数百種類あることが知られ、それぞれ生体反応などに関与しています。アミノ酸は筋肉の維持や免疫力アップ、肝臓保護作用など、種類によって異なるはたらきをもち、それぞれの機能性に着目した健康食品や化粧品も開発されています。

期待できるはたらき

BCAA:筋肉の増強

バリン、ロイシン、イソロイシンの3つの必須アミノ酸は、分岐鎖アミノ酸(BCAA)と呼ばれ、筋肉で代謝されます。BCAAは筋肉繊維を構成するタンパク質の主成分であり、筋肉量の維持や筋力増強へのはたらきが期待できます。また、BCAAにグルタミン酸とアルギニンを加えたサプリメントを投与することで、筋肉疲労の回復促進や、肝臓保護作用、造血作用などが認められたという臨床試験も報告されています。

グルタミン:消化管粘膜生成促進

グルタミンは消化性潰瘍の治療薬として利用されており、消化管の粘膜の生成を促す作用があります。

アルギニン:免疫力アップ

アルギニンは、免疫力を高めるようはたらきます。また、成長ホルモンが作り出されるのを促し、筋肉維持や強化に関わることから、BCAAとともにアスリート用のサプリメントによく配合されています。

その他、期待できるはたらき

  • アラニン:アルコール分解促進、肝臓の保護
  • システイン:黒色メラニン産生の抑制作用
  • タウリン:抗酸化作用、疲労回復作用 など

摂取について

肉、魚、卵、豆類に多く含まれています。サプリメントで摂取する場合は、一般に1日あたり2~6gが目安とされています。その際、自分の目的に合ったアミノ酸が十分量含まれているか確認するようにしましょう。また、スポーツやダイエットにBCAAを利用する際には、運動の直前もしくは直後に摂るのが効果的です。

その他、注目のはたらき

近年では、BCAA(分岐鎖アミノ酸)による糖尿病リスク低下作用を示した臨床研究も報告されています。具体的には、高山市の住民13,525名を対象に、1992年に試験登録を行い、2002年におけるフォローアップデータが検証されています。解析の結果、女性では、全タンパク質摂取量に占めるBCAAの割合が多いと、糖尿病リスクが43%低下する、という相関が見出されました。男性では、ロイシンの摂取による糖尿病リスク低下傾向が見出されました。以上のデータから、食事由来の分岐鎖アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)の摂取量が多いと、糖尿病リスクの低下が期待されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」BCAA(分岐鎖アミノ酸)による糖尿病リスク低下効果@日本人[2013年09月18日(水)]より)
更新日/2017.09.14

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2017.09.14

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