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ア行 2017.09.19

亜鉛

ミネラルの一種で、体内で作用する200種類以上の酵素のはたらきに関わっており、様々な代謝の過程に欠かせない成分です。とくに皮膚や粘膜など、代謝の激しい組織ほど亜鉛不足の影響が出やすく、ミネラルの中でも不足しがちな栄養素なので、意識して摂取するのが望ましいとされています。

期待できるはたらき

味覚を正常に保つ

舌の表面にあり、味を感じ取る味蕾(みらい)の細胞の分裂を促し、味覚を正常に保ちます。近年20〜30歳代にも亜鉛不足による味覚障害が増えており、ある病院では、味覚異常の患者に占める若年者の割合が7.8%から22.1%へと急増したという報告もあります。

生殖機能の維持

精液中に高濃度に含まれ、男女の第二次性徴にも影響を及ぼすことから、生殖機能の維持にも重要だと考えられています。

免疫力を高め、風邪を治しやすくする

免疫機能を高めて症状の回復を早めます。ある臨床試験では、99名の患者を対象にした研究で、13.3mgの亜鉛投与によって風邪の期間が短縮。さらに、212名を対象とした研究で、風邪の原因となるライノウイルスの呼吸器系への侵入を防ぐとの結果が報告されています。

その他、期待できるはたらき

  • 血糖値を正常に保つ
  • 爪や髪を健やかに保つ など

摂取について

蠣やレバーなどに多く含まれており、1日あたりの推奨量は15〜69歳の成人男性で10mg、同世代の女性で8mg(「日本人の食事摂取基準・2015年度版より」。加工食品が好きな方、外食・偏食の傾向がある方は、とくに亜鉛が不足しやすい為、意識的に摂るようにしましょう。

その他、注目のはたらき

臨床研究および非臨床研究における最近の知見では、亜鉛の状態と、うつ病や不安といった神経心理障害との関連が明らかになっています。レビューの結果、亜鉛の不足は、うつ病や不安の状態を生じること、亜鉛の投与は、うつ病の治療に用いられていることが見出されました。亜鉛の投与が抗うつ剤の有効性を改善することから、医薬品の抗うつ剤に十分反応しない患者における亜鉛の意義が注目されます。


(医学博士 蒲原聖可ブログ「DHCブログ」亜鉛による気分障害への作用[2010年08月11日(水)]より)
更新日/2018.03.09

PROFILEPROFILE

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監修/医学博士蒲原聖可
高知県生まれ。徳島大学医学部卒業。同大学院修了。医師博士。
米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て現在、健康科学大学教授。日本薬科大学客員教授。昭和大学兼任講師。DHC研究顧問。日本統合医療学会理事、国際個別化医療学会理事。主な著書は『ヘルシーエイジングに役立つサプリメント・健康食品』(医学と看護社)、『サプリメント事典 第3版』(平凡社)『必携サプリメント・健康食品ハンドブック』(新興医学出版社)他多数。
医学博士 蒲原聖可ブログ/
http://www.dhcblog.com/kamohara/
更新日/2018.03.09

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