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Vol.8 トイレの悩み

2015.09.07

 トイレが近い、我慢できないなどの尿トラブルで悩む方は加齢と共に増えていきます。第8回目の相談者は突然の強い尿意に悩む桃子さん。内科医・小林先生に症状を相談してみました。

頻尿先生と相談者.png

内科医 小林正敬先生(以下先生):こんにちは。症状を教えてください。

 

相談者 桃子さん(以下相談者): こんにちは。はい、恥ずかしいお話なのですが、ここのところ、トイレが近く、我慢できずにトイレに駆け込むことが多々あり困っています。

 

先生:ふむふむ。尿トラブルは加齢と共に発生することが多いお悩みのひとつです。昼間の尿意に加え、夜寝ているときにもトイレに行きたくなりますか?

 

相談者:はい…。

 

先生:なるほど。過活動膀胱を疑っていいかもしれませんね。突然の強い尿意(尿意切迫感)を認め、我慢できずに漏れてしまうのが切迫性尿失禁と呼ばれる症状です。また、眠っているときに1回以上トイレに行くことを夜間頻尿、昼間に8回以上トイレに通うことを昼間頻尿と言います。これらの症状は過活動膀胱の代表的な診断目安となります。これらをまとめた過活動膀胱症状質問表がありますので見ていきましょう。

 

頻尿チェックシート.png

相談者:スコアの合計は5点でした。

 

先生:スコアが5点以下の人は軽症です。6~11点の人は中等症、12点以上の人は重症となります。質問3が2点以上、合計点数が3点以上両方に当てはまる場合は過活動膀胱と診断されます。桃子さんの場合は軽症のようですね。過活動膀胱は40歳以上の日本人における患者数は約12%、65歳以上の高齢者となると約30%となっており高い発症率となっています。

※過活動膀胱診察ガイドラインより

 

相談者:私のように恥ずかしくて診察に行くのを戸惑ってしまう潜伏患者さんも多そうですね。

 

先生:そうですね。恥ずかしいからと放置してしまう患者さんが多いのですが、頻尿などのほかにだるい、排尿痛など普段と違うような症状がある場合は膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症の可能性もあります。また、子宮内膜症といった周辺臓器の病気が隠れている可能性もあるので、違和感を感じたら病院へ行って診察を受けていただくのが良いですね。特に女性は男性に比べ尿道が短いため菌が入りやすく、感染による炎症を起こしやすい構造となっています。

 

相談者:女性のほうが尿トラブルを抱えやすいのですね。過活動膀胱の原因ってそもそも何ですか?

 

先生加齢による、骨盤底筋の緩みなどがあげられます。それから動脈硬化や精神的ストレス、血流の障害も関係していると言われますが、原因不明なことも多くあるようです。では、過活動膀胱の状態を見てみましょう。

 

頻尿膀胱の状態.png

 

相談者:どうなっているのですか?

 

先生:健康な方は膀胱に尿がある程度溜まってから、尿意が起き、排尿されます。しかし過活動膀胱の方の場合は少量の尿しか溜まっていないのにも関わらず、尿が溜まったと脳が感知してしまい、急に尿意をもよおしてしまいます。

 

相談者:脳が勘違いしているということですか?

 

先生:排尿を起こすための脳への信号が上手く伝わっていない状態と言えますね。健康な人は通常膀胱に尿が200mlくらい溜まると尿意が起きます。膀胱は収縮するため、300~500mlくらいは溜められるようにできていますよ。

 

相談者:500mlってなかなかの量ですね。具体的にはどうしたら解決しますか?

 

先生:効果的な方法をいくつかお教えしますね。ひとつめは膀胱訓練です。尿意が起きたらまずは5分、我慢できるようになったら10分と時間を決めて蓄尿機能を鍛えてあげましょう。排尿のタイミングは1時間から2時間くらいの頻度で、回数は1日8回以下になれば理想ですね。ふたつめは膀胱を支えている骨盤底筋を鍛える体操をしましょう。方法は簡単。椅子に腰掛け、尿道、肛門、膣を締めて3秒、緩めて3秒を繰り返すだけ。1日5分程度から始めると良いですね。電車やバス、オフィスでもできるので試してみてください。

 

相談者:膀胱周りの筋肉も鍛えることが大切なのですね。

 

先生:はい。加齢により、緩んでしまいがちなので40歳以上の方は過活動膀胱の症状がなくてもやっておくと良いでしょう。それから嗜好品であるアルコールやカフェインは利尿作用があるので控えましょう。体型にもよりますが一般的な日本人の1日の水分の摂取量の目安は2~2.5リットルです。水分の摂り過ぎは頻尿の原因になりますのでダメですよ。十分な睡眠をとる、適度な運動、体にストレスを溜めない、食べすぎ、飲みすぎといった生活習慣にも気を付けましょうね。

 

相談者:コーヒーもお酒も毎日飲んでいました…。控えるようにしたいと思います。

 

先生:小さな心掛けが大切ですよ。そういえば!! 欧米では薬用カボチャと呼ばれるペポカボチャっていうのがあるのですがご存知ですか?

 

相談者:普通のカボチャは知っていますが、分かりません。何か特別なカボチャなのでしょうか?

 

先生:そのようですね。「ペポカボチャの種」にはポリフェノールの一種であるリグナン類、リノール酸などの不飽和脂肪酸、ビタミンEなど多彩な成分が含まれ、抗酸化作用や炎症を抑える働きを持ちます。よって過敏性膀胱にみられる頻尿などの尿のトラブルを軽減する効果が期待でき、正常に尿を溜められるようサポートしてくれます。

 

相談者:カボチャってすごいですね!

 

先生:ただカボチャを食べていれば良いというわけではないですよ。その上種子を用いるので食品から摂取するのは難しいですよね。そんなときはサプリから上手に摂取しましょう。カボチャ種子エキスは男女問わずお使いいただけるのも魅力です。

 

相談者:はい!

 

先生:その他にも「アスタキサンチン」は、抗酸化やストレスに効果的。加えて「ビタミンE」は血行を良くするため、血流の改善や筋肉維持にも期待が持てます。これらの成分がすべて配合された複合サプリもあるのでお好みで試してみてはいかがでしょうか。また男性の場合、前立腺が肥大傾向を持つと膀胱や尿道を圧迫することによる排尿障害の可能性も出てくるので前立腺の肥大を抑制するといわれる「ノコギリ椰子」、女性には膀胱や尿道などの尿路の細菌の繁殖を抑える「クランベリー」もおすすめですので、使い分けてみても良いですね。

 

相談者:はい! なんだか希望が持ててきました。ありがとうございました。

 

先生:お悩みがあればいつでも気軽に相談してくださいね。

 

 

supplement_tit.jpg

カボチャ種子油に含まれるリグナン類など多彩な成分が尿トラブルを軽減!!

★名称 カボチャ種子油

★役割  尿を正常に溜められるようサポート。

★働き 排尿障害の軽減。膀胱周りの筋肉活動の調整。

 

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